自分に似合う服って?簡単に見つけるための方法

自分映えの服を試す:横森美奈子さんのアドバイス

「ハルメク」誌上でファッションアドバイスをされている横森美奈子さん。

「似合うものがわからないなら、わからないことを幸いに、自分が映える服を思い切って試してみましょう」とのことです。

「自分が映える服」「思い切って試す」どうやら、この2つがポイントになりそうですね。

似合う服がわからない理由を整理する

なぜ似合う服がわからなくなってしまうのか、少し整理しておきたいと思います。悩みの正体を知ると気持ちが楽になりますし、もやもやした感じもなくなりますよね。

まず、「似合う」というのは客観的な視線が関わっています。客観的な視線とは、外側から俯瞰して見る目線のことです。一方で、「好き」という感情は、内側から湧き出る主観的なもの。

そもそも目線の元が違うのです。だからこそ「好き」と「似合う」が必ずしも重なるとは限りません。

むしろ、重なっていることの方がびっくりかも。

自分を客観視することの大切さ

となれば「自分を客観的に俯瞰してみることができれば、似合う服がわかるようになる」という論法が成り立ちそうです。

しかし、クールに冷静に外側からの目線で自分を見るって、そんなに簡単なことだとも思えません。ファッションには情緒的な面が多分にあり、気持や感情が動くものだから。

気持ちは心の中(内側)で沸き上がるものなので、服選びそのものが、かなりの確立で主観的な状態のはず。その時に外側目線を冷静に持ち込むのは難しいものです。

だからこそ、スタイリストやコンサルタントといった専門サービスが存在しているのだと思うのです。

自分を客観視する簡単な方法:自撮りの活用

では、自力で自分を客観視する目線を養うにはどうしたらいいでしょうか。

私がおすすめしている方法は、手持ちの服を使うことです。まず、その服を着て自撮りをしてみましょう。そして、その自撮りした画像を見比べてみるのです。

自撮りをする時のポイントは、背景に余分なものが入らないような場所で撮影することです。おすすめは壁を背景にすること。壁の色は白色やオフホワイトなどがベスト。シーツなどをかけてセッティングするのもお薦めです。

室内の明るさも大切です。窓際など光が差し込む場所、できれば自然光が入る場所が理想的です。夜よりも昼間に撮る方が良いですね。

自撮り画像を撮ったら、それを一覧表示しましょう。スマホでスクロールして1枚ずつ見るのではなく、複数の写真を一度に見られるようにします。スマホでアルバムを作ってもいいですし、パソコンやテレビの大きな画面で見るのもおすすめです。

1番素敵な自分を探す

もしプリンターがあるなら、自撮りした画像を印刷して壁に貼るのもおすすめです。一覧にして、同時に全部を見渡せるようにしましょう。方法はいろいろありますので、あなたなりに工夫してみてください。繰り返しになりますが、一枚ずつスクロールするのではなく、同時にたくさんの写真を見ることがポイントです。

なぜかと言えば、見比べることが、1番簡単でわかりやすいからです。

その見比べた中で、自分が少しでも素敵に見えている画像を探してみましょう。

少なくとも10着ぐらいの服で試してみましょう。探せば20枚ぐらいあるかもしれません。今の季節の服でなくても構いません。これは見比べるためのものですから。

仮に10着分を撮影したとします。そうすると10枚の画像が用意できますよね。その中で上位3位ぐらいまで選んでみましょう。一人で選ぶのではなく、お友達や他の人たちと一緒に選んでもいいと思います。まるでオーディションの選考のように行ってみてください。

素敵の理由を探ってみる

オーディションを突破した3枚の画像を選び出したら、その服を分析してみましょう。「似合う」を解剖するわけです。

まず、どんな色ですか?

色の分類としては、例えばブルベの夏っぽいとかイエベの春っぽいといった分類でもいいですし、明るい色や暗い色で分けてもいいでしょう。暖色系が多いか寒色系が多いかでも構いませんが、暖色寒色の分類は、ファッションには少し大ざっぱかも。

今では、ブルベ、イエベなどのカラーチャートが簡単に入手できますから、ここはやはり、ブルベ・イエベで分類するのがお薦めです。専門知識がなくても大丈夫。おおよその仕分けができればOKです。

似合う色の傾向が、なんとなく把握できたら、次は形(デザインやシルエット)です。

直線的なシルエット(ストレートライン)か、曲線的なシルエット(やわらかなライン)か。定規で引いたような直線なのか、フリーハンドで描いたような曲線なのか、そんな感じで分析しましょう。

特に襟元のラインをチェックするといいですよ。似合うとネックラインの関係は重要です。

とはいっても、難しく考えずに。あくまで、おおよその感じが分かればOKです。

「似合う」を言語化する

こうした分析をしていると、自分に似合う要素がだんだんわかってきます。言ってみれば「似合うの素」です。

一人では難しいと思ったら、周りの人に手助けしてもらって、言葉にしてみると良いでしょう。

このようなことを繰り返していくうちに、自分映えの要素「似合うの素」がわかってきます。この「似合うの素」がアイテムを探す際のヒントです。似合う要素が入った服を探し出すことができれば、トライすることもできますよね。

チャレンジ精神を持って服を選

このトライをする時に大切なのは、これまでの選び方より少しチャレンジ精神を持つことです。

ちょっぴり大胆に冒険してみましょう。今まで手を出すのを躊躇していたようなものにぜひトライしてください。決して無難に収めようとしてはいけません。

なぜなら、無難というのは言葉どおり「難がない」という状態です。つまりはバツ🙅ではない状態。

しかし、バツ🙅ではないだけであって、マル🙆でもないのです。似合う服、合う服というのはマル🙆の状態のこと。もっと言えば、自分に似合って自分が映える服は二重丸です。

「難がない」無難な服では、あなたをマル🙆の、映えた状態にはしてくれません。
これまでとは違う服選びというのは、勇気が要りますよね。だからこそ、少しチャレンジ精神をもつことが大切になってくるのです。

アドバイスも取り入れる

繰り返しになりますが、「似合う」というのは客観的な目線からの選び方です。

つまりは他人モードの目線ですから、実際に周りに誰かいるならば、意見を聞いてみるのはとても賢い方法です。

例えば、ショップスタッフさん。パーソナルカラーや骨格診断など、いろいろなことを勉強されている方も多く、的確なアドバイスをしてくれることが多いです。

正直、随分と昔は、主観的なアドバイスをされる店員さんも多かったように思いますが、最近は変わってきたな、と感じています。何より、店員さんは、同じアイテムを、様々な人が試着する様子を見ているので、「この人に合うな」とか「この間の人の方が似合ってたな」といった経験上のデータがストックされているはずです。

何より、日々、お洋服を見ているわけですから、知識も豊富。意見を聞いてみると参考になるアドバイスをくださることも多いです。

新しい自分を発見するための試着法

「こんな感じの洋服、自撮り画像分析で、意外と似合ってたな」と思うような服を参考に、新しい自分を発見する服を探し、試着してみましょう。

「自分が少しでも素敵に映える服はどれかな?」という基準で服探しを始めてみるのです。そうすると、これまでとは全く違った服が目に入ってくるはずです。

不安な気持ちで探していると無難な服が目に入りますが、自分に映える服、自分を素敵にする服を探す意識を持てば、そのような服が自然と目に飛び込んできます。探し物は、自分の意識がその方向性を決めているのですから。

何回も試着して、これまでとは、少しだけ冒険心のある洋服を着ることに慣れていくのもおすすめです。色もデザインも、ある程度は慣れが必要ですので、ぜひ慣れることから始めてみてください。慣れれば、難なく着熟すこともできるようになりますから。

試着で迷ったら、もちろん、その日は買わなくても大丈夫。試着はレッスンのようなものだと気楽にトライしてくださいね。

まとめ:自分に似合う服を自力で見つける秘訣

今回ご紹介した方法は、これまで多くの方にお伝えしてきました。トライした皆さんは、かなりの割合で成功されて沢山の嬉しいフィードバックが届いています。あなたもぜひ、この方法を試して、新しい自分を発見し、鏡の中の自分にニコニコできる日々を送りましょう。

とはいえ、専門サービスを受けることも大賛成。つまりは、どちらの方法でも構わないので、ぜひ、あなたも似合う服を見つけて「自分に合う服が分からない…」というお悩みにサヨナラしてくださいね。

おまけ:AI生成画像|イメトレにお役立てください😂

今週の音声配信スケジュール

今回のブログの音声バージョンです。書き言葉ではなく話し言葉で、もう少しライトな感じでお楽しみいただけると思います。

最後まで、お読みくださりありがとうございます。

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