こんにちは、かみいです。
少し時間が空いてしまいました(^^;)
前回は、私がきれい色コーディネートをこよなく愛する様について、自己紹介のようなつもりで書きました。
その中で、私自身が、残念ながら卓越したファッションセンスを持ち合わせていないということも、色コーデに頼っているということについてお伝えしました。
今回は、それを受けて、シンプルコーデが高難度の理由と、色コーデが意外に難易度低めの理由(&メリット)について、お伝えしたいなぁと思っています。
シンプル・イズ・ベストという呪縛
シンプルは美しい。
もちろん異論はありません。同意です。
けれども、美しさはシンプルなものばかりから感じているわけではない。
このことをきちっと受け止めておくことは大切です。
複雑だったり、多色だったりするものにも、私たちは美しさを感じます。
とはいえ、複雑に組み上げたり、多色展開するというのは、誰にでもできることではありません。
上手くいかなければ、とっちらかって、野暮ったくなる。
上手くなるためには、経験を重ねる必要があります。当然失敗も経験することになる。要はプラクティス(実践)の数がものを言います。
だから、その労力と失敗のリスクを回避したいと思うのも無理からぬこと。
とはいえ、複雑さや多色のコーデにも美しさを感じている以上、その技量がないからできないということを認めるのも、これまたモヤッとする。
シンプル・イズ・ベストは救いの言葉
この技量の未熟さも、それに伴う残念な思いも、全てを一蹴してくれるのが「シンプル・イズ・ベスト」という考え方。リスクもモヤッと感も、全てを取り払ってくれる金言です。
さて、誤解の無いようにしつこく繰り返したいのですが、私は「シンプル・イズ・ベスト」そのものには同意です。
ただ、この言葉を鵜呑みにしてコーデをすると、結果として残念になる危険性もありますよ、ということを知っておく必要はあるのではないかな?と思っています。
この辺りをくれぐれもご理解頂いたうえで、次にお進みくださいませ。
シンプルコーデの成否の分かれ目
ここで私が言っているシンプルコーデとは、「シンプル・ベーシックなアイテム、色づかいは3色以内」というお馴染みのコーデ理論に基づいたコーデのことです。
きちんとした統計データなどありませんが、肌感覚では、かなりの割合の人が、このコーデ理論を指示し、実践しているように感じています。
「シンプルなアイテムをすくない色数ですっきり着こなすのがおしゃれでセンスがよい」という通説。
むべなるかな。
たしかにこれはセンスの極みに位置づけられるでしょう。同意です。
ただし、成功すれば…ですけれどもね。
シンプルコーデの実相は、アイテム依存・人依
「シンプルコーデは高難度」である理由は、アイテム依存・ひと依存だからです。
「アイテム依存?」「ひと依存?」、それって何???ですよね。
まずは「アイテム依存」について。
シンプルでベーシックなアイテムになるほどに、、仕立て(縫製)や素材がものをいいます。
突き詰めれば素材です。
同じデザインでも、素材次第で、素敵なシルエットになれば、もっちゃりしたシルエットにもなる。
そして、素材次第で、発色も変わってきます。
美人ニット
「美人ニット」
手持ちの1枚を、私はこのように名付けています。
7分丈のニット。少し開きがあるクルーネック。
肝心の色は、、、肌映り的には微妙なブルー。
とはいえ、これを着ると、抜群に素敵に見えるのです。
顔映りは、襟ぐりの開き具合のお陰で、なんとかクリア。
何より、着た時のシルエットが美しい。決して自慢できるとはいえないボディラインも、私なりの最高値あたりに到達します。
それもこれも、この美人ニットの素材が上質だからです。
自分で買うとなると、かなり躊躇するお値段のこのニットは、とある理由でプレゼントされたもの。
別に私でなくても、誰が着ても、その人なりに美人度をアップさせること間違いなしの逸品です。
これがアイテム依存の実相。
着る人云々ではなく、アイテム次第なのです。全てはアイテムの実力にかかっているというわけです。
このことはすなわちお値段次第ということです。
ハードルが高いか低いかは、人それぞれ。状況次第です。
ライフスタイルや価値観次第ということにもなりますね。
いったい誰が着るのか⁈の「ひと依存」
お次は「ひと依存」です。
「そうは言っても、今では、ファストファッションのレベルも上がったから、安くても素敵なデザインのアイテムは沢山ある!」
このような威勢の良い声が、今にも飛んできそうです。
確かにその通り!
特に、昨今の物価高のシワ寄せは、確実に洋服予算の圧縮へと繋がります。
「花も団子も!」と言いながら、お腹がぐぅぐぅ鳴るのは嫌なので、どうしても団子優先とばかりに、プチプラアイテムの目利き努力も惜しみません。
お気に入りのプチプラアイテムも沢山持っています。
とはいえ、とはいえ、
量産することにより利益確保を成しえているナショナルブランドのプチプラアイテムともなれば、これでもかというほどに、被りまくります。
いえ、被ること自体は、全く問題ありません。
好みが似ている人が沢山いるということも、ある種、心地良かったりもします。
けれども、、、、、
大量の人が着るとなれば、当然、着る人依存が起こります。
「ひと依存」とは「着る人依存」のこと
モデル体型の人が着た場合と、おばちゃん体型(私のことです)が着た場合では、ルックは全く別物です。
私がウキウキ履いているGUのカーゴパンツを、学生も履いていました。
その違いったら、一目瞭然です。
元々が違うのですから、競い合う気など毛頭ありません。
ただ、ルックという仕上がりの違いは、否応なく気づいてしまいます。
そして大抵の場合、ルックが上手くいっていると「センスがいい!」「おしゃれ!」となるものです。
アイテムの問題ではありません。誰が着るかでルックは変化するのです。
これが「ひと依存」というヤツです。トホホホホ。。。。。
コーデスキルという第3の道
アイテム依存・ひと依存を難なくクリアできそうな恵まれた方々は、思う存分シンプルコーデを実装されることをお薦めします。
それはそれは洗練されて素敵なはずです。
その一方で、お財布的にも、スタイル的にも、それはなんとなくハードル高そう、、、となれば、残されるは第3の道:コーデスキルです。
コーデのテクニックに頼るということです。
とはいえ、シンプルコーデがハードル高し、と承知した今、残されるは、ゴテゴテコーデ!?
いやいや、もちろん違います。
カラーコーデです。
その色素敵ね!と言っても、シャツをインしていて素敵ね!とは言わない
「ひと依存」にも関係しますが、洋服を着る最大の難関は体型です。ですから、コーデテクニックも、スタイルアップが重視されます。
パーソナルカラーが市民権を得るまでに費やした歳月に比べ、秒とも言える速度で、骨格診断が広まったのも、ひとえに体型に関わることだからでしょう。
私にとっても、着痩せは外せないポイントです。
とはいえ、とはいえ、
「あの色かわいい〜」
「色づかい素敵〜」
と目を奪われることがあったとしても、
「シャツの裾をインしてて素敵〜」となることは少ない。
実際には、この着こなしてクニックもセンスアップの一手であることは間違いないのですが、
オシャレな人となった場合、
「色づかいが素敵な人」というのはあっても、「シャツの裾をインする人」とはならない。
「足首が見えるパンツ丈の人」、ともならない。
これらは全て、サイズ感のバランスの取り方に集約されることだからです。そして、サイズ感の整え方が上手な人は、おしゃれな人、オシャレ上手な人、となるわけです。
色づかいとサイズ感
「色の合わせ方」と「サイズ感の整え方」。
おしゃれ上手になるための必須の2大要素といえるでしょう。
どちらも大事。
けれども、「ひと依存」でも触れたとおり、サイズ感は、どう頑張っても、それなりに留まります。
自分なりに着痩せしたとしても、街を歩けば、ぽっちゃり部類に組しているとかね。
ここでも誤解無きように。
アンチぽっちゃりではありません。
むしろ、ある程度の年齢になったら、痩せぎすよりも、適当に肉付きがあった方がいいなぁと思っているくらい。
分かりやすさのために、このような表現をしています。ご理解くださいませ。
後天的技量でクリアできるのがカラーコーデ
お財布予算は状況次第。自分1人ではどうにもならないことも多い。
体型は努力もあるけれど、エイジングなどで、なかなか努力が追いつかなくなることも多い。
その中で、カラーコーデだけは、いつまでもいつまでもレッスン次第でどうにでもなる。
これが、私がカラーコーデを推す最大の理由です。
3つの嬉しいアップも、もれなく付いてきますしね。
気分アップ・印象アップ・顔色アップ
顔色アップはトップスの色次第ですが、それ以外の気分アップ・印象アップは、間違いなく色によるところが大きい。
「イイネ」のために生きているわけではありませんが、ダウンよりはアップの方がいいかな、と思っています。
ダウンとなれば、見た目年齢かな。これも色が叶えます。
若見え・若作りに固執も執着もしていませんが、老けて見えるよりは、若く見られる方が、確実に気分はいいものです。
私がチョコチョコ実践してきたこと
というわけで、特段に、美術が得意でも、センスに自信があったわけでもない私が、どのようなことを実践してきたかについて、これ以降、お伝えしますね。
1つずつは、どれもが些細なことです。
でも、その些細なことの積み重ねで、色コーデを楽しむことができるようになりました。
繰り返します。
カラーコーデは後天的技量です。
誰でもできます。
アイテム依存でもひと依存でもありません。
面白そう!と思った方は、是非、また、ブログをご訪問くださいませ。
というわけで、今回はこれにて失礼します。
ここまでお読みくださりありがとうございました。嬉しいです。
ではでは、また。